送別会は10人ほどのちょうどいい人数だった。
全員と話せたし、ちゃんと三宅くんと仲の良い人達ばかりだった。こういうの、いいよね。純粋に楽しい。
「東谷さん、今日服の雰囲気違いますね。何か、いつもより……」
「若い! 」
「へ? 」
後輩の土井さんが何て言うか悩んでいる横からサッと三宅くんが悪意なく口を挟む。
「あ、そう。いつもより可愛らしいなって。プライベートはそんな感じの服装なんですか」
「そう、かな。意識してなかったけど」
「俺も、東谷のそんな感じのかっこ初めて見た。いつもはぁ、美人て感じだけど今日はちょっとかわいい寄りぃ」
……酔ってるな。
「似合ってます。うん、かわいい」
同じく酔ってるんだろうなって土井さんが三宅くんを押すように歩いて行った。
「はは、好き勝手言ってるな」
いつの間にか横に橘さんが横にいた。
「ね、楽しそうで。全然しんみりしない所が三宅くんらしいですね」
「だな。東谷は? 二次会行かないんだっけ」
「ええ、私はまだこのあと予定があって」
「ああ、例のイケメンくん? 今から会うんだっけ。……だから、今日はかわいい格好してんの? 」
「もう! 橘さんまで! そんな違いますか? 自分的にはいつも通りだったんだけど」
「んー、三宅のためか。イケメンのためか」
「あのねぇ! 」
こぶし振りかざすと橘さんはふわっと笑った。ああ、笑顔、あの頃のままだ。
「ははは。さ、俺も行くわ」
「二次会行かないんですか? 」
「そ、明日の法事朝早いのよ」
「なるほど、では、ここで失礼しま……」
橘さんの視線が私から動いたことで、私も顔をそちらに向けた。……何だろう。
「春美ちゃん」
にこやかに、でも何らかの意思を持った目で七瀬広睦がそこに立っていた。
「終わったって言うから、迎えに来ちゃった」
橘さんがパチパチと瞬きするのが目に入った。
全員と話せたし、ちゃんと三宅くんと仲の良い人達ばかりだった。こういうの、いいよね。純粋に楽しい。
「東谷さん、今日服の雰囲気違いますね。何か、いつもより……」
「若い! 」
「へ? 」
後輩の土井さんが何て言うか悩んでいる横からサッと三宅くんが悪意なく口を挟む。
「あ、そう。いつもより可愛らしいなって。プライベートはそんな感じの服装なんですか」
「そう、かな。意識してなかったけど」
「俺も、東谷のそんな感じのかっこ初めて見た。いつもはぁ、美人て感じだけど今日はちょっとかわいい寄りぃ」
……酔ってるな。
「似合ってます。うん、かわいい」
同じく酔ってるんだろうなって土井さんが三宅くんを押すように歩いて行った。
「はは、好き勝手言ってるな」
いつの間にか横に橘さんが横にいた。
「ね、楽しそうで。全然しんみりしない所が三宅くんらしいですね」
「だな。東谷は? 二次会行かないんだっけ」
「ええ、私はまだこのあと予定があって」
「ああ、例のイケメンくん? 今から会うんだっけ。……だから、今日はかわいい格好してんの? 」
「もう! 橘さんまで! そんな違いますか? 自分的にはいつも通りだったんだけど」
「んー、三宅のためか。イケメンのためか」
「あのねぇ! 」
こぶし振りかざすと橘さんはふわっと笑った。ああ、笑顔、あの頃のままだ。
「ははは。さ、俺も行くわ」
「二次会行かないんですか? 」
「そ、明日の法事朝早いのよ」
「なるほど、では、ここで失礼しま……」
橘さんの視線が私から動いたことで、私も顔をそちらに向けた。……何だろう。
「春美ちゃん」
にこやかに、でも何らかの意思を持った目で七瀬広睦がそこに立っていた。
「終わったって言うから、迎えに来ちゃった」
橘さんがパチパチと瞬きするのが目に入った。



