有名軽音部の歌姫は無の美少女でした

「……すみません。帰ります。」



そう言って、ギターを片付けて帰ろうとすると、誰かに腕を掴まれた。


「…何?」


「やっぱり、華蓮…!」


そう言って、抱きついてきた、イケメン男子。



「うわっ!」


後ろに転げそうになるが、ギリギリ耐えた。




というか、周りの人達がポカン顔してるよ…。



「…どういうことだ?蓮司」


ギターケースを背負った、クール系イケメンが、そう言った。


うん、それは私も聞きたい。

普通、いきなり抱き着くか⁈弟だとしてもさ!





「え、知らない?俺のお姉ちゃんだよ!」


「いや、知らないでしょ。私の名前覚えてる人そんなに居ないし」



シーン……



いや、なんか言えよ。