ラニアケア宇宙防衛隊とアレス騎士団【ラニアケア宇宙防衛隊とエイリアン×あやかし戦記】

ハートの言葉に、クラブは頷く。そして、クラブは異世界転送装置を起動させた。

一瞬にして、クラブとハートの姿は消える。

(……とりあえずは、異世界に転送させることは出来たっぽいけど)

その姿を見送り、メグは体をグッと伸ばした。

(……あの、妖という存在はなんなんだ?異世界から来たみたいだけど……それは、クラブたちが今調査中か)

メグは、ここ2週間の間の出来事を思い出す。

「……まぁ、考えていても仕方ないか」

メグはそう呟くと、別の特殊機器のメンテナンスをしようと手を伸ばす。

ゴン、と音がして、メグの腕に痛みが走った。腕をどこかにぶつけてしまったようだ。

「いったぁ~い!」

メグは、大袈裟に反応してしまう。しかし、それに反応するものは誰もいない。部屋には、メグ以外はいないのだから。

「……スペード、無事でいてくれ」

メグは、スペードの無事を心から願った。



「……ここ、どこだろう」

クラブとハートが立っていたのは、森の中だった。クラブが辺りを見渡すと、クラブの視界に見慣れた青みがかった黒髪の女性が映る。

「……あっ、スペード!」

クラブの言葉に、ハートはクラブが見ている方を見た。名前を呼ばれたスペードもまた、クラブの方を見る。

(…………クラブ、ハート)

そして、懐かしい姿を見たスペードは一瞬のうちにすべての記憶が蘇った。