その日の夜、ギルベルト、イヅナ、レオナード、ヴィンセント、ツヤの5人は、スート特殊小隊のメンバーであるスペード、ハート、クラブ、ダイヤと向かい合っていた。
スペードの片手には、ハートが持ってきた紙袋があり、その紙袋の中にはスペードが異世界に転送された際に持ってきていた荷物が入っている。
そして。
ツヤの手には、縄で拘束された黒幕がいた。あの後、皆は協力して黒幕を拘束したのだ。
黒幕であるアレス騎士団の団員の1人は、妖とエイリアンを使ってこの世界を支配しようとこっそりと研究を進めてきた。
そこへ、宇宙防衛隊の一員であるスペードが来たため、排除しようと妖を使って「裏切り者がいる」と言い、ギルベルトにスペードがこっそりとクラブに会うために拠点を抜け出していたことを報告したのだとか。
これから、ギルベルトとツヤは黒幕の処分について話し合う。
「……皆さん、ありがとうございました」
ギルベルトがお礼を言うと、ハートは「こちらこそ。スペードが、お世話になりました」と言った。
ギルベルトとハートが何を話しているのか分からず、クラブは異世界転送装置を起動しようと操作をする。
「また、会える日を楽しみにしています」
次の瞬間、スート特殊小隊の姿が消えた。ふわりと風が吹く。
イヅナは、またスート特殊小隊の皆と会えることをただ願った。



