「ダイヤ!ハート!」
スペードがエイリアンの気配を辿って走っていると、ダイヤとハートと合流する。ハートの片手には紙袋が握られているが、スペードは一旦それを無視し、ポケットから魔法銃を取り出した。
「スペード、これ。もう一つの魔法銃を渡しておくね」
紙袋からもう一つの魔法銃を取り出したハートは、それをスペードに差し出す。
スペードはそれを受け取ると、戦闘体制となった。
「……なるほど、君たちは異世界から……」
エイリアンを倒し、ハートはスペードの制服の入った紙袋を渡し、着替えるように言う。
スペードが着替えている間、ハートはラニアケア宇宙防衛隊のことをギルベルトたちに説明をした。たまに、ダイヤと月語での会話を挟みつつ。
「……その、月語と呼ばれる言語……覚えるの、難しそうですね」
「……そうですね。私も最初は、苦労したなぁ……まだ、英語の方が勉強しやすかったかも……」
ヴィンセントの言葉に、ハートは学生時代を思い出す。あの頃は、とても大変だった。
なんて会話をしていると、着替えを終えたスペードと、ここに来る途中、廊下で合流したというクラブが部屋に入ってきた。
「おお!かっこいいな!」
スペードの軍服姿を見て、レオナードは言う。それに、イヅナも賛同した。



