電子の歌姫は今宵も言葉を紡ぐ【完】

「ほら、もう少しで学校だよ? ⋯⋯顔赤いの、治さなくちゃだね?」

「か、からかうのはやめてぇっ⋯⋯」



確かに、学校はもうすぐ目の前まできてしまっている。

うぅ⋯⋯メガネがあったら、少しは隠せたのにっ⋯⋯!

なんで家に置いてきちゃったんだろう、私ぃっ⋯⋯。



「千星ちゃーん!!」

「紡ー! こっち来ーい!」



校門のほうから、輝くんと響希くんの声が聞こえた。

二人の隣には、伶衣くんも立っている。それに、玲香も。

ふふっ⋯⋯なんだか、珍しいメンバーだなあ⋯⋯。



「ほら、みんなが呼んでるよ?」

「うんっ⋯⋯! みんな、おはようっ!」

私は、みんなの方へ向かって歩き出した___。




___これにて、電子の歌姫の成長物語はめでたく幕を閉じました。 【完】