電子の歌姫は今宵も言葉を紡ぐ【完】

まさか、そこで参加すればいい、ってこと⋯⋯?

どうしよう⋯⋯やっぱり、みんなの前で歌うことは緊張するし、怖い⋯⋯。



「___うつむいてないで、空を見上げてごらん」



悩んでいる私の耳に、紡くんの柔らかくて優しい歌声が入り込んできた。



「暗いのは、君がうつむいているから。空を見て。ほら、星が輝いているでしょう?」



そ、っか⋯⋯今、私の心が少し暗くなっちゃっているのは、私がネガティブに物事を捉えちゃったり、不安がっているから。

前を見たら、輝いている紡くんたちがいる。

不安に思っていたら、何も始まらない。



「その星は、君。いつだって、輝いているのは君だから!」



そんな歌詞で終わった曲。

私も、輝けるのかな⋯⋯? アポロンのみたいに、みんなを照らせる⋯⋯そんな存在になれるのかな⋯⋯?



「⋯⋯ありがとうございました! この曲は、何かを踏み出そうとしている中での葛藤を抱えている人への曲です」