だけど僕はなにも言えなかった。 「今でも食べ物を探しているかもしれない」 ミユちゃんの独り言みたいな声に顔を上げる。 ミユちゃんはとても真剣な表情をしていた。 「それもあるかもしれないね。だから給食は食べられる分だけ。もう少し食べたいと思ったときには、おかわりをすればいいからね」 先生に言われて僕は何度も頷いた。 お腹が空いているから食べられると思って沢山取ってしまうけれど、本当に全部食べられるかどうかなんてわからない。 だから、気をつけなきゃいけなかったんだ。