地球の怖い話あつめました


さっきまでお腹が空いていたのに、どうしたんだろう?
「ケンタくん、どうかしたの?」
食べる手を止めたせいで、ミユちゃんが心配そうにしている。
「別に、なんでもないよ」
そう伝えて今度は魚に手を伸ばす。
幸い大盛のフルーツポンチはすでに食べきっているから、あとは魚とほうれん草をかきこんで、パンは……。
ダメだ。
お腹が痛くて食べられない。
チラチラと他の生徒たちを見るとみんなおしゃべりに夢中で誰もこちらを見ていなかった。
僕は自分のパンを袋ごとギュッと掴むと、机の中に押し込んだ。
パンなら持って帰ることができるし、きっと誰にも怒られないはずだ。
そう思って、残りの魚とほうれん草をどうにか食べきったのだった。