いつの間にか教室内では私とトモちゃんが常に一緒に行動していて、エリちゃんはひとりの時が増えていた。 「ふたりともどうしたの? エリちゃんと喧嘩でもした?」 クラスメートが気にして声をかけてくれるけれど、私は曖昧に微笑むだけだった。 一方のトモちゃんは話を聞いてもいなくて、ずっとスマホをつついている。 「ちょっとトイレ」 息苦しさを感じて廊下へ出ると、男子生徒が走ってくるのが見えた。 小暮だ。 小暮が驚いた顔を浮かべる。 よけようとするけれど、間に合わなかった。