地球の怖い話あつめました


不意に聞こえてきた声に震え上がった。
「どうして!? 今、電源を落としたはずなのに!」
机の上には居残りくんが表示されたタブレットがある。
居残りくんは今も不敵な笑みを浮かべ続けている。
《内側から電源を入れたんだ。いいかいアツシくん。ボクは電波世界ならどんなことでもできる。ずっと、永遠に君をここに閉じ込めておくことだってできる》
「そんな……!」
《それが嫌なら宿題をすることだね》
「わ、わかった! すぐにやるから!」
慌てて机に舞い戻って算数のプリントにかじりつく。
答えが合っているのかどうかはわからないけれど、とにかくやらなきゃいけない。
《ところで、ボクはミカンが大好きなんだ》
「なんの話だよ」
《給食のミカンおいしそうだね》