タブレットの電源を落としてしまえばいいんだ!
そうすれば居残りくんはいなくなる。
そう考えた僕はすぐにタブレットの電源を落とした。
タブレットは抵抗なく、いつも通り暗転する。
「なんだよ、びっくりさせやがって」
ホッとため息を吐き出して額の汗を拭う。
もうプリントなんて無視して帰ろう。
そう思って教室前方の戸まで移動してきたときだった。
「あれ、開かない?」
戸を開けようとしてもびくともしない。
鍵はかかっていないし、外からかけられたとしても開けられるようになっているのに。
同じように廊下側の窓はすべて開かなくなってしまっていた。
《無駄だよ。この学校は窓もドアも全部ネットワークで管理されているから》



