地球の怖い話あつめました


《それより、宿題はできているの?》
居残りくんからの質問に急に現実に引き戻されてしまう。
「そんなのやってないよ。難しくて、できるわけないっての」
机の上に出しっぱなしのプリントはまだ白紙のままだ。
名前だけはかろうじて書いたけれど。
《あと10分で下校時刻になるよ。それまでに終わらせて提出しなきゃ》
「10分なんて無理だって」
《できなきゃ大変なことになっちゃうぞ》
「大変なことってなんだよ?」
画面の中で居残りくんが不敵な笑みを浮かべた。
《ボクが、君になっちゃうぞ》
「はぁ?」
ボクが君になる。
つまり居残りくんが僕になるということだろうか?
「そんなことできっこないくせに」