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それから放課後になるのはあっという間だった。
女子たちは相変わらずダンス動画を撮影して騒いでいたし、宿題はたっぷりだされた。
いつもと変わらない時間を過ごしたあと、ひとりで屋上へ続く階段へと向かった。
普段屋上は施錠されているから、さすがにここら辺には生徒の姿がほとんどない。
オレはさっそくスマホを取り出して動画撮影を始めた。
動画で残すことができればコウタのやつきっと驚くぞ。
新しいゲームをダウンロードしたときのようにワクワクとした気持ちで階段を上がっていく。
「1段、2段……」
段数がわからなくならないように、小さな声で呟きながら一段ずつ踏みしめる。
「6段、7段、8段……」



