「知らないのか? この学校の階段は全部13段あるんだぞ」 「そうなのか?」 それは知らなかった。 というか、わざわざ段数を数えて上り下りしていない。 「そうだよ。だからこの学校では14階段なんだ」 「一段増えるってところだけは変わらないわけだな」 でもその原因はもうすでに知っている。 階段の最後は廊下に繋がっているから、その廊下の分を数えるかどうかで段数が変化するんだ。 つまり、本当に段数が増えているわけじゃないし、数える人によって変わるものだった。