地球の怖い話あつめました


「それって、人体模型のおかげて助かったってこと?」
「たぶん、そうだと思う。だって、呪うつもりならなにも言わずに不幸な目にあわせればいいだけでしょう? 人体くんは違う。ちゃんとなにかに気を付けてって言ってた」
そう言うとカオリはしばらく空中に視線を向けて「確かに、そうだったかも」と、呟いた。
人体模型が自分の持ち物を食べたあとしゃべったら誰だって怖い。
だから助言じゃなくて、呪いとして広まってしまったんだと思う。
私は人体くんに助けられたんだ。
「だとしたら悪いことしちゃったな。私みんなに人体模型の呪いだって言っちゃった」
カオリが目を伏せて申し訳なさそうに呟く。
「それなら今度からら人体くんのいい噂を流してあげたらいいんだよ」
「いい噂って?」