「ユウコは人体模型を可愛いって言ってたもんね。そんなユウコのことまで呪うなんて、どういうことなんだろう?」
カオリが指を顎に当てて考え込んでいる。
私も一緒に考えて見たけれど、人体くんの考えていることなんてちっともわからない。
「それに、不思議なことがもうひとつ」
私はランドセルから缶の筆箱を取り出して、中からエンピツを一本取り出した。
「これが人体くんに食べられたエンピツだよ。だけど歯型もついてない」
「それ、私のときと同じ!」
ユウコがプラスチックのネームを見せる。
それも、やっぱり無傷だった。



