地球の怖い話あつめました


「ねぇ、これって人体模型の呪いだよね!?」
空き教室にカオリの悲鳴が響く。
「落ち着いてよカオリ。ネームはちゃんとついてるじゃん」
そう言ってカオリの左胸を指さす。
そこにはプラスチック製のネームがちゃんと付けられている。
「食べられてないよ?」
「これは、なんでかわからないけれど、気が付いたら元通りになってて……でも私、嘘なんてついてないよ!」
カオリが半泣きになって訴えてくる。
確かに嘘をついているようには見えない。
だけどネームには噛まれたような跡も残っていないし……。
どうすればいいかわからなくて黙り込んでしまった。
「ユウコは信じてくれると思ったのに!」
なにを言えばいいからわからなかった私に、カオリの両目からポロリと涙が零れ落ちた。
同時に空き教室から駆けだす。
「カオリ!」