「人体模型が可愛いって、あんた、ちょっとおかしいよ? 熱でもあるんじゃない? カオリはそんな風に言って私の額に手を当ててくる。 もちろん熱なんてない。 だって私がこの人体模型を可愛いと思い始めたのはもうずっと前、3年生くらいの頃からだ。 今は5年生になったら、2年前からずっとそう思っている。 思えば、こうして友達を前にして口に出したのは始めてだったかもしれない。 だからカオルは余計に驚いているんだろう。