先生と、時々涙雲




季節はもう冬

あれから先生とは

何にも変わらない普通の先生と生徒

相模くんには、まだ返事をできてないままで。



「ってことで冬休み、クリスマスにお正月もあるけど、ちゃんと三学期健康な体でまたここにくるように!」


先生の言葉で二学期が締めくくられた。



「あかりーきいて!
そういえば冬馬くんと付き合うことになったのー!」


「えー!やったじゃん唯!」


「あかりも、クリスマスまでに告っちゃいなよ!イルミネーションでも誘ったら?」


「うーん…唯、わたしね、先生のことはもう忘れようと思ってる。相模くんにもちゃんと話したい」


「そっかぁ。あかりが決めたなら、私は応援する!
でもごめん、少しだけおせっかいさせてね、すばるのこと!」





「???」






ーーーーーーーーーー



すばるのやつ、本当に何を考えてるの?

私の大事なあかりを泣かせるなんて。

しかも、あの2人絶対両思い確定なのに!

居ても立っても居られなかった。




ーーーーーーガラッ

「すばるいますかー?」


「おーい先生をつけろ、先生をー
なんだ。浅香か、どした?」


「すいませんねぇ、あかりじゃなくて!
もう先生どうすんの?
ほんとにこのままだとあかり、相模にとられるよ」


「とられるもなにも…あいつはかわいい教え子だよ」


「そんなこと言って自分の気持ちごまかしてていいの?あかりの気持ちにも、気づいてるでしょ。」


「なんのことだ浅香ー
先生をからかうんじゃないぞー」


「わかんないの?!
それでも教師か!バカ!」


「こらぁ!先生にバカはやめろー」


「もう、このチケットあげるから、あかり誘って行ってきなさいよ!」



「……藤花も来るのか?」



「さぁ、どうでしょうね〜
あかりにはすばるに渡したこと言ってないから内緒ね。
ちゃんと行かないと私本当怒るからね?!」


ーーーーバタンッ

「バカは言い過ぎだろ…あいつ」