先生と、時々涙雲



ーーーーーー職員室



「神田先生、よかったですね」


「何がだよ」


「藤花さんの担任」


「……進路のこともあるしな」


「まさか仕組みました?」


「あのなぁ、俺の権力でそんなことできるわけないだろ!」


「ふふ、後1年の辛抱ですもんね」


「……お前なんで」


「すいません、この間浅香さんと廊下で見張ってました。
悪い虫がついてこないように」


早見先生のゆるふわスマイル炸裂。


「き、聞いてたってことか!?」


「あれはほぼ、告白ですよね」


「………」


「頭、触ってましたね」


「……うるさい!!」


「いいと思いますよ、僕は」


「俺は教師としてあいつをちゃんと卒業させる。
それだけだ」


「はいはい」


「なんだよ……」


「藤花さんのこと、大事にしたいならそれでいいと思いますよ」


「……いいから仕事しろ、仕事!」

「ふふっ」