先生と、時々涙雲





職員室にて





「はぁ……なんであいつあんな顔すんだよ…」


「神田先生、心の声漏れてますよ」


「ちょ、お前な、勝手に聞くな!!」


「いやいや隣のデスクでなんか言ってたら聞こえますよ」


「………」


「そういえばさっき藤花さん僕のとこ来て言ってましたよ」

「何をだ?」


「先生に心配されると余計に辛い、ですって」


「……そうなのか」


「嘘ですけどね」


「お前な!!!」


「ふふっ、でも真剣に考えてるならその優しさは僕でも辛いかなぁ」


「お前なぁ、歳近いからっていい加減にしろよ…」

「いい加減にするのはどっちかなぁ
素直になればいいのに」

「………」