先生と、時々涙雲





桜並木の下を自転車で駆け抜ける


藤花あかり 高校1年生



「あかりークラス発表楽しみだね!」


「唯と同じクラスがいいよぉ」


「大丈夫!また同じクラスになるそんな気がする!」


隣で自転車を漕ぐ、親友の浅香唯


唯とは中学からずっと一緒


私たちは自転車を止めて、校舎を歩く





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首からカメラをぶら下げて

正門に立っている

スーツ姿が似合う若い先生がいた



「はーいおはよう!順番に写真撮るから並んでな〜」


周りの女子生徒たちがざわつき始める


「ねぇ、あかり!
あの先生、イケメンじゃない?!」


「う、うん、そうだねぇ」


これが先生との初めての出会いだった


私たちも正門で写真を撮ってもらって


クラス発表を見に行く




「えっと……あ、あった!唯と一緒!」

「やったね、あかりー!
それでそれで、担任は?」




C組担任   神田すばる

私たちは教室に向かい、自分の席に着いた。






ーーーーーーガラガラッ

「今日から1年C組の担任、神田すばる。
教科科目は理科、バドミントン部顧問、1年間よろしく!」


正門に立っていた、あのイケメン先生だった。



「あかり〜
私たち運よすぎるかも!」


唯が小声でつぶやいた



「よし、初日だからなぁ、みんなにも自己紹介してもらう!出席番号順にいくぞー」



「藤花あかりです。部活はバドミントン部に入部するつもりです。1年間よろしくお願いします。」



「おー、藤花、バドミントン部に入るのか!よろしくな!」



私の方を見てニッと笑う先生

先生との出会いが

私の人生でかけがえのない

恋の始まりになるなんて


この時は思いもしなかった