分からなすぎるよ、火咲くん。

「じゃ、またねー」

急にひらひらと手を振って去っていくイケメン。

「……え?ちょっ……!」

置いていかれた。嘘でしょ?

でも時計を見ると本当に時間がない。

「あーもうっ!!」



゜*+.。:✙.。.。:✙.。.。:✙.+ ゜ *✽* ゜+.。:✙.。.。:✙.。.。:✙.。:+* ゜


結局着いたのは開式の2分前。

ギリギリで座った私はそりゃもう目立った。

恥ずかしく思いながら座ると、

「あ、ひーじゃん」

「え、みなみ!?」

私を“ひー”と呼ぶ隣の人物は小学校の時の同級生、佐々岡(ささおか)みなみだった。

「久しぶりっ……!嬉しいんだけど!!」

「はいはい。てか遅刻ギリギリじゃん。またなんかドジ踏んだの?」

……さすが鋭いことで。

「うん正解。思いっきり転んだの。」