天才の、まだ知らない恋愛鬼ごっこ

確認するため、キーボードに手をのばす。
 
 プツンッ。
 
 突然画面が暗転した。
 
 びっくりして目を丸くし、とっさに身構える。
 
 だが、数分経っても何も起きない。
 
 突然、笑いがこみ上げてきた。

  「……フ、…フフッ、アハハハハ!」
 
 ーー久しぶりだ。こんなに驚いたのは。
 
 
  ーーーー楽しいと、思えたのは。
 
 少女はフッ、と不敵に笑う。
 
 そして、パソコンの画面を見たまま、誓うように呟く。

  「この寿命という鳥籠を出てでも、絶対に見つけてあげる。ーーー、【私を凌駕する者】」

  「この期限の中で、見つけられるかな…………
…いや、全力を尽くそう。気にしないで、やれるとこまでやってみないと」

  「……よしっ!そうと決まれば、早速はじめるぞ!」

  気合いを入れ、もの凄いスピードで跡継ぎのための準備を始める。