「じゃあ萌奈ちゃん、これから手術を始めるから治療室に向かうよ」
「…はい」
「大丈夫だよ。お父さんとお母さんは手術が終わって、萌奈ちゃんが目覚ましたらいるから」
「…はい」
きっと、私が元気ないのはお父さんとお母さんがいないからだと思ったのだろう。
それもあるけど、手術が怖いだけ。たぶんお医者さんも気付いてるけど、あえて核心に触れないだけだ。
大丈夫。きっと大丈夫だよ。
私の信頼できる先生たちだもん。
そして、この手術が成功したら私はー……。
…ピッ、ピッ、ピッ…
細かい電子音が耳に入って、意識が現実世界へと戻る。
「…ん」
「あっ…、萌奈、大丈夫か?」
まだ光に慣れていないので、目の前にいる人物が誰だかわからない。
おとうさん、と声にならない声で呼ぶ。
その瞬間、私を握ったその手がぴくりと震えた気がした。
徐々に光に目が慣れて、目の前にいる人物の顔が明らかになった。
「ー…えっ…。涼介、くん?」
「…うん、そうだよ」
うそ。涼介くんだ。
どうして?
いや、それよりも私、目が覚めたってことはー。
「萌奈、手術成功したよ。おめでとう」
そう言う涼介くんの目は、たくさん泣いたのか赤くなっていた。
「…ほんとうに?私、これから元気に学校行けるの?」
「うん、そうだよ。元気にっ……。ああ、そうだ。お医者さん、呼んでくるね。ちょっと待っててね」
「あっ…うん」
なんだろう。なにかが変だ。
「…はい」
「大丈夫だよ。お父さんとお母さんは手術が終わって、萌奈ちゃんが目覚ましたらいるから」
「…はい」
きっと、私が元気ないのはお父さんとお母さんがいないからだと思ったのだろう。
それもあるけど、手術が怖いだけ。たぶんお医者さんも気付いてるけど、あえて核心に触れないだけだ。
大丈夫。きっと大丈夫だよ。
私の信頼できる先生たちだもん。
そして、この手術が成功したら私はー……。
…ピッ、ピッ、ピッ…
細かい電子音が耳に入って、意識が現実世界へと戻る。
「…ん」
「あっ…、萌奈、大丈夫か?」
まだ光に慣れていないので、目の前にいる人物が誰だかわからない。
おとうさん、と声にならない声で呼ぶ。
その瞬間、私を握ったその手がぴくりと震えた気がした。
徐々に光に目が慣れて、目の前にいる人物の顔が明らかになった。
「ー…えっ…。涼介、くん?」
「…うん、そうだよ」
うそ。涼介くんだ。
どうして?
いや、それよりも私、目が覚めたってことはー。
「萌奈、手術成功したよ。おめでとう」
そう言う涼介くんの目は、たくさん泣いたのか赤くなっていた。
「…ほんとうに?私、これから元気に学校行けるの?」
「うん、そうだよ。元気にっ……。ああ、そうだ。お医者さん、呼んでくるね。ちょっと待っててね」
「あっ…うん」
なんだろう。なにかが変だ。
