ラニアケア宇宙防衛隊とエイリアン

僕がハートにそう言うと、ハートは「気を付けて」と僕を見つめる。僕は頷くと、ポケットから小型転送装置を取り出した。一瞬で色んなところに行けるワープ装置だ。

まぁ、転送ゲートの設置された場所にしか出れないけどね。

小型転送装置を起動すれば、目の前に半透明の画面が浮かび上がって、その次に月語が現れる。月語で「行先を設定してください」と書かれている画面を操作する。

行先を地球(日本:東京)に設定すれば、足元に小さな魔法円が現れた。次の瞬間、ふわりと体が浮いて目の前の景色が変わる。

日本にある転送ゲートの上に、僕は立っていた。転送ゲートは、世界中の各地に存在している。転送ゲートは、ただの丸くて平べったい石だ。周りには、一般人が寄り付かないように魔力の籠った、半透明な壁が施されている。

魔力が一般人避けにもなるの、月に来てから知った。確かに、僕が一般人だったら好奇心があってもこの辺まで来ようとはならない。

転送ゲートを出て、僕は見慣れた景色を見つめる。

「クラブ、エイリアンのいるという東京まで転送ゲート使ってきたよ」

『了解。どう?気配で追えそう?』

「……やってみる」

エイリアンは、人とは違う独特な気配をしている。目を閉じて、気配を探るのに集中させた。