ラニアケア宇宙防衛隊とエイリアン

僕は、これが好き!と答えられるほどに好きな食べ物がない。食べれたら何でもいい、と思うタイプだ。

「……よし、決まった」

僕はタブレットを操作して、唐揚げ定食を頼む。もちろん、大盛りだ。それに追加して、サイドメニューのポテトを頼んじゃおう。

他のお店で大盛りの定食を頼むこと多いけど、結局足りずに毎回のように追加でサイドメニューを頼むからなぁ……。

料理が運ばれてくるのを待つ間、3人は会話を始めた。たまに、羽依ちゃんが会話に参加する。僕は、静かに会話を聞くだけだ。今の4人の仕事の話がメインだ。

今、絵美ちゃんは介護職、羽依ちゃんは医療事務職、拓磨くんと和樹くんは営業職にそれぞれ就いているらしい。

そんな会話をしていると、どんどんと頼んだ料理たちが運ばれてくる。僕の頼んだ定食とサイドメニューが、最後に来た。

「……お前、大盛りを頼んだ上にポテトも追加したのか?」

ギョッとした顔で、和樹くんは僕を見る。

僕とハートが入隊してから、初めて一緒に食事をした時に、僕の食べる量を見た時のハートと同じ顔をしていて面白い。

「何?僕が女性だからって、そんなに食べないだろうって思ってた?」

僕がそう聞いてみれば、和樹くんは「……そうでもないけど」と答えた。

「最近、よく食べるんだよね」

そう言って、僕は「いただきます」と手を合わせると箸を手に取って食べ始めた。

うん、美味しい。

皆も各々食べ始める。また、さっきの会話の続きが始まった。仕事内容から愚痴から、皆は止まらない。