それから数日後。非番の僕は、久しぶりに僕の地元に来ていた。
僕が宇宙防衛隊に入隊してからは地元に帰ってきてなかったからか、街の雰囲気は変わっている。
それでも、数年ぶりの地元だ。とても、懐かしい。
ちなみに、青みがかった黒の長ズボンに白のYシャツ、薄い茶色のショルダーバッグと地球一般人にしか見えない格好だ。
左耳には、無線機が付けられている。
非番の日、年に数回の頻度だけどエイリアン駆除に駆り出される時があるんだよな。だから、非番の日も無線機は付けている。出かける時とか寝る時とかは外すんだけど、今回は外すの忘れてた。
……外さなくてもいいか。
カバンの中には、財布など必要なものの他に、身分証明書、翻訳機に小型転送装置も入っている。
「あれ、葵ちゃん?」
街を適当に歩いていると、誰かに声をかけられた。本名を月ではあまり呼ばれなくなったせいか、一瞬スルーしかけたけど、聞き覚えのある声に僕は声がした方を見る。
……危ない。知り合いでも、聞き覚えがなかったら完全にスルーするところだった……。
声がした方には、2人の男性と2人の女性が立っていた。4人とも、僕が中学生の頃から知り合いの同級生だ。
「……えっと、久しぶり……拓磨(たくま)くん、和樹(かずき)くん、絵美(えみ)ちゃん、羽依(うい)ちゃん」



