「そうだったの…?私微塵も感じなかった…。 先生達困らせたよね…。軽度の方向音痴はどう伝わっ たの?」 「由蘭の様子見てたら分かったんだろ。校舎へのルー ト教えて20分入学式に遅れて入ってきて息切れして たら、 悶絶したんだろ」 握る手を緩めるが強めに手を握ってくれ、ピントを外 さず私を視界に入れる紫陽君。