隣の席の佐竹くんには…

放課後。

指定された場所に行くと、すでにリナが待っていた。

佐竹は気が乗らない様子で距離を縮めていく。

(マジでまた変なこと言ったらゆるさねぇ…)


二人の様子を少し離れた物陰に隠れ、警戒心の目で見守る。

『あのね、ミツ君…』

リナは照れくさそうに佐竹を見つめる。


…んん?
この雰囲気もしかして……


『私、ミツ君のこと好きなんだ』

こっちだったか!

一気に警戒心が解かれてホッとしたのと同時に罪悪感。

ヤバ…。
オレの考えすぎだったか。
これ、コソコソ隠れて見てるの良くないよな?

でも、ちょっと気になる…

ソワソワとドキドキで一人あたふたしていると、佐竹の声が響いてきた。

『…それって嘘なんじゃないの?』

少し低い声。

その声に、リナは少し不思議そうな顔を浮かべる。