隣の席の佐竹くんには…

佐竹君が好きって…
それって……

お得意の無表情が崩れていたらしく、七恵がフフッと笑って言う。

「やぁだ!好きって言ってもラブじゃなくてライクって意味だから。佐竹君克服みたいな感じ。私の好きな人はライト君だけだもん」

「そ、そっか。それは良い兆しだよね」

なんだ…と、ホッと胸をなで下ろす。

って、なんでこんなことでホッとしてるの??

「でね、さっき佐竹君にライト君のこと色々教えてもらったんだけどぉ」

「へぇ…」

「ライト君てレタス好きなんだって。なんか可愛いよね」

「あっ…そう…」

キャアキャアと楽しそうにライトについて語る七恵。

レタスて…。
ライオンのくせに草食が好みですか。
てか、可愛いって感覚がわからない。

もう、ライト情報いらない。


…ん?
まてよ…

七恵が佐竹君を好きになれた理由って…

もしかして、ライトのことを教えてくれたからだったりする?

ありえる。

だとしても、佐竹君の悪いイメージが良くなったわけだから結果的にはいいのか。