『…ボクも強いオトコになりたいな』
そうすればいじめてくるヤツなんて簡単にやっつけられるのに。
ミツはカッコいい。
そんな尊敬のまなざしで佐竹を見ることなんていつものことで。
そして、ひっそりと自分も強くなろうと心に決めた。
しかし、そう決めても結局以前と変わらずいじめは続くばかり。
そのたびに佐竹に助けてもらっていた。
心に強く決めても、簡単には強くなることはできない。
(ボクは強くならなきゃいけないのに…)
いつも佐竹に助けてもらってばかりじゃいけないのに。
身体を見ればやっぱり立ち向かった"痕"がない。
(どうしたらミツみたいに強くなれるんだろう…)
佐竹に助けられるたびに、悔しさと自分の情けなさに心が押しつぶされていた。
(もう、こんな自分嫌だ…)
そう思っていたある日。
学校の帰り道、佐竹と別れ一人で歩いていた時のことだった。
前方から男子高校生の団体がゾロゾロと歩いてきたのが目に入り、肩が反射的にビクリと動いた。
(わわっ!どうしよう…怖い)
そう思ってしまったのは、高校生たちの外見がとても恐ろしく感じてしまったから。
高校生たちは金髪に染めていたり耳に何カ所もピアスを付けていたり、見るからに不良というのがわかった。
堂々と道の真ん中を歩く高校生たちを避ける周りの人たち。
大人でさえ、顔を強張らせながら避けている。
(ただ歩いてるだけなのに、あの人たちスゴいな…)
怖いと思いながらも感心して見ていた時、ふと閃いた。
(…そっか。見た目を変えれば強くみえるんだ)
あの高校生たちのマネしたらきっと強くみえるはず。
すごく単純な考えだけど、そう思い立ってからの行動は早かった。
美容師である両親に説明したら、あっさりと髪を金色に染めてくれた。
泣きながらピアスの穴も開けた。
理解ある両親に救われた。
そして、佐竹は『かっこいいね!』と全く動揺することもなく、むしろ目を輝かせてくれた。
さすがにまだ小学生ということもあって、高校生たちのような怖い雰囲気は出ていないけれど。
それでも前の弱い自分ではなくなったような、そんな強い気持ちをもつことができた。
そうすればいじめてくるヤツなんて簡単にやっつけられるのに。
ミツはカッコいい。
そんな尊敬のまなざしで佐竹を見ることなんていつものことで。
そして、ひっそりと自分も強くなろうと心に決めた。
しかし、そう決めても結局以前と変わらずいじめは続くばかり。
そのたびに佐竹に助けてもらっていた。
心に強く決めても、簡単には強くなることはできない。
(ボクは強くならなきゃいけないのに…)
いつも佐竹に助けてもらってばかりじゃいけないのに。
身体を見ればやっぱり立ち向かった"痕"がない。
(どうしたらミツみたいに強くなれるんだろう…)
佐竹に助けられるたびに、悔しさと自分の情けなさに心が押しつぶされていた。
(もう、こんな自分嫌だ…)
そう思っていたある日。
学校の帰り道、佐竹と別れ一人で歩いていた時のことだった。
前方から男子高校生の団体がゾロゾロと歩いてきたのが目に入り、肩が反射的にビクリと動いた。
(わわっ!どうしよう…怖い)
そう思ってしまったのは、高校生たちの外見がとても恐ろしく感じてしまったから。
高校生たちは金髪に染めていたり耳に何カ所もピアスを付けていたり、見るからに不良というのがわかった。
堂々と道の真ん中を歩く高校生たちを避ける周りの人たち。
大人でさえ、顔を強張らせながら避けている。
(ただ歩いてるだけなのに、あの人たちスゴいな…)
怖いと思いながらも感心して見ていた時、ふと閃いた。
(…そっか。見た目を変えれば強くみえるんだ)
あの高校生たちのマネしたらきっと強くみえるはず。
すごく単純な考えだけど、そう思い立ってからの行動は早かった。
美容師である両親に説明したら、あっさりと髪を金色に染めてくれた。
泣きながらピアスの穴も開けた。
理解ある両親に救われた。
そして、佐竹は『かっこいいね!』と全く動揺することもなく、むしろ目を輝かせてくれた。
さすがにまだ小学生ということもあって、高校生たちのような怖い雰囲気は出ていないけれど。
それでも前の弱い自分ではなくなったような、そんな強い気持ちをもつことができた。
