隣の席の佐竹くんには…

☆ライトside☆


解ってくれるヤツだけ解ってくれてればいいって思ってた。

だけど、不快な言葉が耳に入ってくると、やっぱり気分が悪い。

佐竹と桜井が保健室へ向かった後、残りの体育の授業をサボって屋上に来た。

こういう時は決まって屋上に逃げてくる。


ドサっとその場に仰向けになって寝転ぶと、「あーーーー!!」と、空に向かってイライラした感情を吐き出した。


外見だけで判断して好き勝手言いやがって。

何も知ろうとしないくせに。


……あぁ。

でも、梅沢は違うな。

『…ねぇ。その外見変えようって思ったことないの?』

数日前の梅沢の言葉を思い出す。

『もし変えたら周りの人たちの反応は変わると思う』

あいつだけは、どうしたら誤解されないかを考えてくれようとしてる。


…オレだって本当は、わかってる。

このままじゃ良くないってことを。

解ってくれるヤツだけ解ってくれてればいいだなんて、ただの強がりだ。


(だったら、変わるしか—…)

その答えが頭をよぎると、口元にギュッと力が入る。


そして、小学生の頃の記憶が頭の中によぎっていく——…