♢♢♢
尾形さんの投げたボールが、バッターだった七恵の左手首に当たってしまった。
「七恵ホントにごめん…!」
「へーきへーき!問題ないよ。気にしないで」
顔を青ざめ平謝りする尾形さんを気遣うように言葉を並べる七恵。
隣にいた体育担当の女の先生が、七恵の手首の状態を確認する。
「多分これから腫れてくると思うから、保健室行ったほうがいいわね。保健委員は誰かしら?桜井さんを保健室へ連れて行ってくれる?」
そう言って先生が辺りを見回すと、
「オレが行きます」
私の目の前に立ってる女子たちの背後から声がかかった。
女子たちの肩がビクリと揺れた。
(この声は…)
声の主を確認しようと女子たちの集団の隙間から顔を覗かせようとしたが、その必要がなくなった。
目の前に、まるで『開けゴマ!』と扉に呪文を唱えたかのように女子たちが左右にサッと避け、一瞬で人の道ができたからだ。
見えた先に佐竹君とライトが立っている。
「オレ、保健委員なんで」
佐竹君のその一言に、その場にいた女子たちが一斉にざわつく。
尾形さんの投げたボールが、バッターだった七恵の左手首に当たってしまった。
「七恵ホントにごめん…!」
「へーきへーき!問題ないよ。気にしないで」
顔を青ざめ平謝りする尾形さんを気遣うように言葉を並べる七恵。
隣にいた体育担当の女の先生が、七恵の手首の状態を確認する。
「多分これから腫れてくると思うから、保健室行ったほうがいいわね。保健委員は誰かしら?桜井さんを保健室へ連れて行ってくれる?」
そう言って先生が辺りを見回すと、
「オレが行きます」
私の目の前に立ってる女子たちの背後から声がかかった。
女子たちの肩がビクリと揺れた。
(この声は…)
声の主を確認しようと女子たちの集団の隙間から顔を覗かせようとしたが、その必要がなくなった。
目の前に、まるで『開けゴマ!』と扉に呪文を唱えたかのように女子たちが左右にサッと避け、一瞬で人の道ができたからだ。
見えた先に佐竹君とライトが立っている。
「オレ、保健委員なんで」
佐竹君のその一言に、その場にいた女子たちが一斉にざわつく。
