隣の席の佐竹くんには…

最近、ホントにおかしい。

ふと気がつけば、こうやって佐竹君を自然と目で追っている自分がいて。

その度にどうしてなのか疑問を抱いては悩む。

考えては、悩む…。


勉強はどちらかというとそれなりにできるほうだと思う。

難しい問題でも時間をかければ大体は解くことができるのに、この問題だけはどんなに時間をかけても、頭をひねっても答えが出てこない。


ダメだ…
モヤモヤする。

今朝のような清々しい気分に浸れる風でも吹いてくれないかな。

んんん…と、悩ましく頭を抱えてうな垂れると、地面に描いた絵が再び目に止まった。

カッパとライオン…。
ホント、変な組み合わせ…。

何度見ても違和感は消えない。


最近、気になることばっかありすぎて気持ち悪いな。

頭の中のモヤモヤを取り払うかのように、グシャッと髪をかき乱す。

「どしたの?」

「えっ…いや、別に」

今までこんなに悩むことなんてなかったのに。

そんな自分に戸惑って、どうしていいのかわからなくて、思わず誤魔化してしまったけど。

七恵に相談すれば、このモヤモヤした感情が少しはスッキリするのかもしれない。

でも、この違和感をどう説明したらいいのか、上手く言葉がまとまらない。


「そういえば…最近、梅とライト君、話ししてないよね?」

モヤッ…。

どことなく言いづらそうに、何気なくぶっ込んできた七恵の一言に、モヤモヤが更に増した。