隣の席の佐竹くんには…

やめよう。

せっかく念願の後ろの席になれたんだから、今はその喜びを味わおう。


気持ちを切り替えて今後のことを考える。
まず、先生の目を気にしなくて済む。
それから、眠気が襲ってきてもバレにくい。


……最高か。

明日からの快適な日々を想像して、思わず頬が緩む。

改めて安堵感に浸ると、急に体がドッと重くなったように感じてきた。


頭がぼんやりする。

喉にも少し違和感。


…気のせい?

きっと、安心しすぎて気が抜けたのかもしれない。

そう思いながら放課後までを過ごしたのだが、帰宅してすぐに玄関先で倒れた。