「あ!今日、鍵当番だったんだ!」
七恵はテニス部に所属していて、今日は部室の鍵を開ける当番らしい。
彼女は「梅、また明日ねー!」と言い残し、慌てて教室を飛び出して行った。
『また明日』
ついさっき、佐竹君にも言われた言葉。
また明日、か…。
何気ない普通の言葉なのに、佐竹君の口から聞いた時、何故だか不思議な感じがした。
また明日…
また明日…
その言葉は胸の辺りで何度も響く。
それはワクワクした感じに似てるけど、ちょっと違う。
この感じ…なんだろう?
わからない。
今まで感じたことのない不思議な感覚だ。
でも一つわかることは…
(今日、結構 面白かったなぁ)
病み上がりだからダルい一日になるだろうと思ってたけど、そんなことなかった。
それもこれも隣の席に佐竹君がきたからだ。
もし、隣がガリ勉の小林君のままだったら…
『今日は僕たちが日直ですよ。くれぐれも足をひっぱらないようにお願いしますね』
なんて、ぴっちりの七三の前髪をなぞりながらそんなこと言われて今頃イラついてたかもしれない。
そう考えると、まぁ、佐竹君でよかったのかもって思える。
前髪で言えば七三のほうがスッキリしてイラッとこないのだけど。
…あっ。
帰ろうと席を立ったところで、ふと、思い出した。
(そういえば私、日直だったんだ…)
さりげなく佐竹君の机の中を見てみるが、学級日誌は見当たらず。
既に先生に渡したようだ。
あとは…
明日の日直の人の名前を黒板に書き換えておくミッションが残ってることを思い出して黒板に目を向ける。
けど、そこに自分と佐竹君の名前は既になく…。
(書き換えてくれたんだ…)
若干丸みを帯びた癖のある字。
佐竹君の字だ。
結局、全部佐竹君に任せちゃったなぁ。
あの人、何気に隙がない。
チラリと左隣の席へ視線を向ける。
(明日、お礼言わなきゃな)
…『また明日』。
ふと、その言葉が脳裏によぎると、口元にはうっすらと笑みが浮かんだ。
七恵はテニス部に所属していて、今日は部室の鍵を開ける当番らしい。
彼女は「梅、また明日ねー!」と言い残し、慌てて教室を飛び出して行った。
『また明日』
ついさっき、佐竹君にも言われた言葉。
また明日、か…。
何気ない普通の言葉なのに、佐竹君の口から聞いた時、何故だか不思議な感じがした。
また明日…
また明日…
その言葉は胸の辺りで何度も響く。
それはワクワクした感じに似てるけど、ちょっと違う。
この感じ…なんだろう?
わからない。
今まで感じたことのない不思議な感覚だ。
でも一つわかることは…
(今日、結構 面白かったなぁ)
病み上がりだからダルい一日になるだろうと思ってたけど、そんなことなかった。
それもこれも隣の席に佐竹君がきたからだ。
もし、隣がガリ勉の小林君のままだったら…
『今日は僕たちが日直ですよ。くれぐれも足をひっぱらないようにお願いしますね』
なんて、ぴっちりの七三の前髪をなぞりながらそんなこと言われて今頃イラついてたかもしれない。
そう考えると、まぁ、佐竹君でよかったのかもって思える。
前髪で言えば七三のほうがスッキリしてイラッとこないのだけど。
…あっ。
帰ろうと席を立ったところで、ふと、思い出した。
(そういえば私、日直だったんだ…)
さりげなく佐竹君の机の中を見てみるが、学級日誌は見当たらず。
既に先生に渡したようだ。
あとは…
明日の日直の人の名前を黒板に書き換えておくミッションが残ってることを思い出して黒板に目を向ける。
けど、そこに自分と佐竹君の名前は既になく…。
(書き換えてくれたんだ…)
若干丸みを帯びた癖のある字。
佐竹君の字だ。
結局、全部佐竹君に任せちゃったなぁ。
あの人、何気に隙がない。
チラリと左隣の席へ視線を向ける。
(明日、お礼言わなきゃな)
…『また明日』。
ふと、その言葉が脳裏によぎると、口元にはうっすらと笑みが浮かんだ。
