知らないふりをしたくて顔を横にそらした。 「あっ!ミャーちゃん無視しないで!!」 マジでやめろ! 猫みたいに呼ぶな! 「え。ミャーちゃんて…梅のこと?」 なんとなく誤魔化してみる。 けど… 周りがジロジロと見始めて誤魔化しが効きそうにない雰囲気。 恥ずかしい…。 これ以上、注目されたくなくて一瞬だけ軽く手を振ると、土屋君は満足そうにコートに戻っていった。 ふと、視線を感じて目をやると、佐竹君がジッとこっちを見ていた。 …なんで、そんな難しい顔してるんだろう?