リフォーム営業マンの小さなドキドキ短編集


弱小リフォーム会社の営業マンは、営業から現場管理まで、すべてをこなす。

ほぼ個人事業主のような俺は、毎日をなんとかこなしている。

新規の打ち合わせ、現場の荷受け、管理、立ち会い、入金、支払い管理。

やることは、次から次へとやってくる。

日々忙しくて、逃げ出したくなる時もある。

でも、楽しいこともある。

「現場仕事の楽しみって何だ?」

そう聞かれたら、たぶん俺はこう答える。

毎回、新しい場所で新しいことが始まる。

慣れた頃に終わる。

その余韻も、また嫌いじゃない。

忘れた頃に、また近くのエリアで仕事があると、少なからず思い出が蘇ってくる。

その繰り返しが楽しいんだ。

毎回、小さな思い出というか、エピソードが増えていく。

楽しかったこと、嬉しかったこと、困ったこと、腹が立ったこと。

本当に些細なことも多い。

でも、そのエピソードたちが、俺の歴史を少しずつ積み重ねてくれている。

そんな仕事をする上で、欠かせない存在がある。

コンビニだ。

今では当たり前のように、どこにでもある。

うちみたいな弱小リフォーム会社は、地域密着だけじゃ勝てない。

行ける範囲なら、どこだって行く。

紹介や法人をメインにやっている以上、仕方がない。

だからこそ、いろんな街で、いろんな経験ができる。

コンビニは、どこへ行ってもいつも助けてくれる。

寄り添ってくれる。

「便利」なんて言葉じゃ失礼だ。

いなきゃ困る存在だ。

そんなコンビニでも、いろんなことがある。

今日は、そんなコンビニで起きた、小さな勘違いを聞いてほしい。