青春予報

掃除場所は、一ヶ月くらい変わらない。
席替えしないと変わらないのだ。

私は悠々と掃除をしていた。
そのへんの砂をイジってみたり、靴を綺麗にしてみたり。

でもなんだか、好きな人の靴箱は触りにくかったので、後回しにしていた記憶がある。
そこで、モテ男子であるHと二人きりで掃除する機会があった。

実はそのHは、私の小1の時の好きな人だったが、小1で一緒のクラスになってから、小6まで一緒になったことがなかったため、私はもうUを好きになっていたわけだ。

「ねえ、Kさん」
私のことを名字さんづけで呼ぶH。

「なあに、Hくん」
みたいな、他愛のない話をしていた。
恋バナを交えたり、色々世間のことについて私は話したが、彼はわからない様子だった。



ここまではよかった、ここまでは。
でも、ここからが重要だ。

Hは、掃除をサボろうとした。
「ちょ、ちょとまてよ!」

これでも50メートルは8.2秒。
追いついて、捕まえようとして、観念したHと一緒にクラスに帰った。

ここに目撃者が居た。

私は無知だったが、知っていた。
私の初恋は従兄弟のお兄ちゃんだったのだが、そのお兄ちゃんと名字が一緒だったから。

それは、同じクラスになったことがない、Iだった。