青春予報


私とF、二人で手洗い場掃除をすることになった。

私はFに好きな人をバラされたことを根に持ちながらも、色々な子の好きな人を聞こうと必死だった。

「ねえ、Nくんは誰が好きなの」
一番のモテ男の好きな人を知ってしまえば、私は天下を取れると思っていた。
でも、Fの答えはそんなに面白くなかった。

「他校だよ」
「ふうん⋯」

そして、またFに新しいことを教えてもらう。

「というか、お前知ってる?この学年のモテ女子ランキング」
「は?」
興味ない。
だが、少し気になったりもした。

「知らない、そんなのあるの?」
「俺の調べやねんけど、お前は3位や」
3位?
「それっていいの?」

「いいんじゃないん」
「ふうん」
いまいちピンとこない。

「4人に好かれてるで」
4人と言われても、いまいちピンとこない。
少ないような多いような、でもって普通なんじゃね?みたいな。

「じゃあ、2位と1位は?」
「2位は8人、1位は12人に好かれてる」

倍じゃん、と私はため息をついた。
「そんなん言われたら、私が凄いのか分かんないじゃん⋯」

でもまあ、メガネ女子の私ですから、いい方なんだろうとは思うけど。
「このクラスにも、お前のこと好きな人いるで」
「え?マジ?」

気になる。
「Kや」

え⋯ええ?!