「じゃあ、行こっか。」 「うん。」 2人並んで歩くその距離は、昨日までよりずっと近かった。 ☆☆☆ 映画館では隣同士の席に座った。 暗くなった館内で、スクリーンには映画の予告が流れていた。 ふと手元を見ると彗斗くんの手が、すぐ隣にあった。 _____手繋いでも、いいかな…。 少しだけ動かすと、かすかに指先が触れた。 お互いに動きを止め、彗斗くんからそっと手を重ねてきた。