愛故に





☆☆☆



待ち合わせ場所に着くと、彗斗くんはもう来ていた。



「彗斗くん!ごめんね、待った?」



「いや、全然、うん待ってないよ。」



そう言いながら、彗斗くんは私をじーっと見ている。



気合い入れすぎちゃった…かな。



「彗斗くん…?」



「可愛すぎる。」


「な、なに言って!」



彗斗くんが恥ずかしそうに言うから、聞いてる私まで恥ずかしくなってくる。



「だって本当に可愛いから。
ずるいよ、可愛すぎる。」



「映画見るだけなのに、気合い入れすぎちゃったかな。」



「一生懸命選んでくれたの?可愛い。
それにただの映画じゃないよ、今日はちゃんとしたデートだから。」



その言葉に、胸が跳ねた。