愛故に




☆☆☆



2限目、教室に入ってきた彗斗くんと目が合った。



「おはよう、美月ちゃん。」



「……おはよう彗斗くん。」



「ちゃんと1限間に合ったな、安心した。」



彗斗くんの笑顔を見ていると、また胸が高鳴る。



隣にいた彩花が、私の耳元でこそっと囁く。



「……ねえ。」



「ん?」



「やっぱり何かあるでしょ2人。」



彩花の勘が鋭いのか、私の反応があからさまなのか。