悪役令嬢なの!見た目ヒロインなのですが

今日はとうとう入学式の日がやって来た。

王立学園は貴族の子女は十五歳に成ると必ず入らなくてはならない。

ティアリリィーは真新しい制服に身を包み姿見に映る姿を見つめていた。
制服は茶色のチェック柄でブレザーとスカートの組み合わせ、胸元には学園の紋章が刺繍されていた。
派手さわ無いが仕立ての良さが際立っていた。

玄関ホールに行くとルイスが
「制服似合っているよ!」
と言って見送ってくれた。

学園に着いて受付をするとクラスと番号の書かれた案内用紙を受け取った。

式は大講堂で行われる。大講堂は学園の中心にあり荘厳な建物だった。
決められた席に座り、どの子がヒロインなのかと辺りを見渡していると、学園長の挨拶が終わり、新入生代表の挨拶になっていた。
ソワソワしていたらいつの間にか入学式は終わっていた。

邸に帰り用紙をルイスに見せると
「Aクラスの二番は次席だよ!」
と言われた。
出席番号が順位だった。
「新入生代表の挨拶をした子が首席だよ!」
とルイスに言われた。
壇上に上がって挨拶は目立つ、次席でよかったと思った。