少し寒い空の下で



「いいね。そのキス待ちみたいな顔。


気持ちに答えて──」


チュッ


唇に柔らかいものが触れた。


「彼なんか忘れちゃいな──百合ちゃんだっけ?


寛治から聞いたんだけど」



「篠宮百合です」



「俺の名前は涼真。宜しく」



ニッと笑い交互に名前を呼び合う。



(元)彼の連絡先を消した──。