自身の机に向き合い、あーでもないこーでもないと苛立った様子のユリウスを横目にイザベラは作業を進める。
いつもなら、常人では理解不能な理論を持ち出し、あっという間に解決させているのに、今回は思ったよりも長い。
その間も、書類がどんどん溜まっていくので、早く終わらせてほしいのだが、余計なことを言うとますます機嫌を損ねるので、静観することにしている。
しかし、ユリウスのほうが先に限界が来たのか、声にならないうめき声を上げながら、電池が切れたように机に顔を突っ伏す。
そんなユリウスを見て、イザベラはいつも通りユリウス好みの少し温度が下がったコーヒーを用意する。
「珍しく行き詰まってますね。何か問題でも?」
机にコーヒーを注いだコップを置きながら、さりげなく聞いてみる。
コーヒーの香りで顔を上げたユリウスはゆっくりと面倒くさそうに体を起き上がらせる。
「...薬を作ること自体は簡単だ。要は恋という感情を意図的に引き起こせばいいだけだ」
「...なら、もう出来上がってもいい頃合いでは?」
イザベラの純粋な質問に腹を立てたのか、ユリウスは不服そうに拳を机に叩きつける。
「その、恋、とやらが解明できないから、こんなことになっているのではないか!!」
「あー...」
不覚にもなるほどと、納得してしまった。
いつもなら、常人では理解不能な理論を持ち出し、あっという間に解決させているのに、今回は思ったよりも長い。
その間も、書類がどんどん溜まっていくので、早く終わらせてほしいのだが、余計なことを言うとますます機嫌を損ねるので、静観することにしている。
しかし、ユリウスのほうが先に限界が来たのか、声にならないうめき声を上げながら、電池が切れたように机に顔を突っ伏す。
そんなユリウスを見て、イザベラはいつも通りユリウス好みの少し温度が下がったコーヒーを用意する。
「珍しく行き詰まってますね。何か問題でも?」
机にコーヒーを注いだコップを置きながら、さりげなく聞いてみる。
コーヒーの香りで顔を上げたユリウスはゆっくりと面倒くさそうに体を起き上がらせる。
「...薬を作ること自体は簡単だ。要は恋という感情を意図的に引き起こせばいいだけだ」
「...なら、もう出来上がってもいい頃合いでは?」
イザベラの純粋な質問に腹を立てたのか、ユリウスは不服そうに拳を机に叩きつける。
「その、恋、とやらが解明できないから、こんなことになっているのではないか!!」
「あー...」
不覚にもなるほどと、納得してしまった。

