教室へ戻る途中、前から歩いてくる男子生徒に目を奪われて立ち止まる。蒼一は、彼がしているメガネを凝視した。
ほたるがしているものと、まったく同じだったからだ。
いや、でも、よくあるメガネじゃん……
今までメガネ自体を気にしたことはなかったのに目についてしまい、慌てて自分に言い聞かせる。
「何か用?」
そして、視線に気づいた彼に声を掛けられてしまう。
「え? あー……」
メガネから顔へ意識を移す。誰かと思えば、生徒会長をしているF組の麻生雅也だった。
「あのさ、自販機増やしてほしいんだけど。すぐ売り切れになって困るんだよな」
「生徒総会前にアンケート取るから、希望があるならそこに書いてくれないか」
先ほど購入したペットボトルを持ち上げる蒼一に、雅也は淡々とした口調で答えた。
「ああ、うん、わかった。引き止めて悪かったな」
蒼一はこれ以上会話が発展しないよう、そそくさとその場を立ち去った。
アイツ、苦手なんだよな。
校内一の秀才で顔面偏差値も高く、自分が勝っていると思うのは背の高さくらいだろうか。
ほたるがしているものと、まったく同じだったからだ。
いや、でも、よくあるメガネじゃん……
今までメガネ自体を気にしたことはなかったのに目についてしまい、慌てて自分に言い聞かせる。
「何か用?」
そして、視線に気づいた彼に声を掛けられてしまう。
「え? あー……」
メガネから顔へ意識を移す。誰かと思えば、生徒会長をしているF組の麻生雅也だった。
「あのさ、自販機増やしてほしいんだけど。すぐ売り切れになって困るんだよな」
「生徒総会前にアンケート取るから、希望があるならそこに書いてくれないか」
先ほど購入したペットボトルを持ち上げる蒼一に、雅也は淡々とした口調で答えた。
「ああ、うん、わかった。引き止めて悪かったな」
蒼一はこれ以上会話が発展しないよう、そそくさとその場を立ち去った。
アイツ、苦手なんだよな。
校内一の秀才で顔面偏差値も高く、自分が勝っていると思うのは背の高さくらいだろうか。


![スイーツラブ~お菓子みたいな甘い恋~[短編集]](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.956/img/common/cover/objhp18janf9004.png)