全てあなたに捧げるために




”大切なものなんていらない。意味が無い”



─だってどうせ、壊されてしまうから。



『やめてっ、私の大切なものなの!いい子にするからっ、だからっ!!』



どんなに泣き叫んでも、縋っても、祖父は言うのだ。




『どうして、こうなったのか考えろ』




─壊れてしまう。全部、壊されてしまう。


私が望んだから、欲してしまったから。


大切にしたかった。でも壊れてしまうなら、要らない。